大会長挨拶
第60回日本実験動物学会総会
大会長 小幡 裕一
このたび、公益社団法人日本実験動物学会(八神 健一理事長)の定期学術集会である第60回日本実験動物学会総会(大会)を平成25年5月15日(水)~17(金)の3日間、つくば国際会議場におきまして開催することとなりました。第60回は日本実験動物学会にとって節目であり、人生に例えるならば還暦にあたります。還暦とは60年で再び生まれた年の干支に還るという大変おめでたい意味であり、本大会も新たな気持ちで開催したいと存じます。
本学会は、実験動物ならびに動物実験に関わる研究開発に止まらず飼育機材や観察測定機器の開発・販売まで、幅広い分野の会員により構成されているのが特徴です。申し上げるまでもなく、実験動物ならびに動物実験は、基礎から応用に至る学術研究、創薬等のイノベーションの推進に必要不可欠です。そこで本大会のテーマを「実験動物・動物実験:学術研究、イノベーションの礎」といたしました。現在、このテーマに沿って特別講演やシンポジウムの企画が進み、充実したプログラムになるように鋭意準備をいたしております。以上に加えて、市民公開講座、LASセミナー、ランチョンセミナーやホスピタリティルーム等も企画しております。また、日本実験動物器材協議会のご協力による器材展示を実施するとともに、文部科学省ナショナルバイオリソースプロジェクトからは「実験動物リソース」の展示出展をいただき、活発な展示会場となることを大いに期待しております。
本大会の開催に向けて、関東・つくば地区の本学会員の皆様、協賛企業の皆様等、多くの方々のご協力のもと、本大会が会員、維持会員、さらに市民の皆様にとって実り多き交流の場となりますよう準備を進めて参ります。皆様方の積極的なご参加をお待ち申し上げております。
平成24年7月
第60回日本実験動物学会総会 大会長
小幡 裕一