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動物実験に関する方針

2007年11月1日

日本実験動物学会は、実験動物に関する基礎および応用研究の推進、実験動物に関する情報の提供等を行うことにより、実験動物学およびその関連領域の進展をはかり、もって我が国における学術の発展に寄与することを目的として設立された。

動物実験は、医学、生命科学等の研究、教育ならびに試験を行うために必要不可欠の手段である。日本実験動物学会会員は、「動物の愛護及び管理に関する法律」および「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準」を遵守するとともに、所轄官庁の「動物実験等の実施に関する基本指針」および日本学術会議が策定した「動物実験の適正な実施に向けたガイドライン」に従って、国際的に広く普及している3R (Replacement、Reduction、Refinement) の原則を尊重しつつ、実験動物の飼養および保管ならびに動物実験を行わなければならない。

日本実験動物学会は、すでに「動物実験に関する指針」(昭和62年)を策定するとともにその解説書を刊行し、これまで、実験動物の福祉の重要性について日本実験動物学会会員を啓発してきた。今後、我が国において、自主管理のもとにおける適正な動物実験の実施をさらに推進していく所存である。

公益社団法人 日本実験動物学会